香水は時間によって香り方が変わる!香り立ちについて知っておこう!
香水には、オーデコロン・オードトワレ・オードパルファン・パルファンと言った種類がありますが、種類によって香りの持続時間に違いがあります。そしてそれぞれの香水はずっと同じ香りが持続するわけではありません。この記事では、時間による香りの変化についてお伝えします。香水の香りについて知りたい方は必見です。
香水の香り立ちとは
香水を肌につけると、最初は強めの香りがすると思います。しかし、時間が経過するとだんだんと香りは和らいでいき、とても心地よい香りになっていきますね。この香りの変化を香水の香り立ちと呼んでいます。香水の香り立ちにより香りがどのように変化していくのかは、使う香水の種類で違ってきます。
トップノート・ミドルノート・ラストノート
香水の香り立ちは、トップノート・ミドルノート・ラストノートというように分けられているのです。香水はさまざまな香料を組み合わせて作られているので、とても複雑な香りになっています。香りの変化は、揮発度の高いものから低いものへと変化していくとされていて、高いものはトップノートであらわれて、ラストノートへ近づくにつれて低いものへと変化していくのです。
トップノートとは?
香水をスプレーしてすぐに感じられる香りです。スプレーして5分から10分以内に感じることができる香りで、レモンやラベンダー、タイム、ベルガモットなどが使われたりします。
ミドルノートとは?
香水の中心的な香りがミドルノートになります。つけて30分から2時間くらいで感じることができる香りです。香水の特徴になる香りなので、この香りを比較することで、ほかの香水との違いが分かるといえます。
ラストノートとは?
香りが消えるまでの残り香がラストノートです。香水をつけてから2時間以降に感じられる香りになります。持続性が高い香りが多く、ふわっとした香りが残ります。ムスクやアンバー、サンダルウッドなどがよく使われているのです。
順番に香りが出るとはいえない?
香水では、トップノート・ミドルノート・ラストノートと香りが変化しますが、これらが順番に香るというわけではありません。完全に切り替わってしまうのではなく、少しずつ香りが変化していく感じになるので、最初の香料でも最後まで持続している場合もあるのです。
最初からすべての香料が混ざっていても、最初に強く感じられる香料と後から強く感じられる香料があると思っておくと分かりやすいでしょう。時間の変化で香料の中で感じられる香りのバランスが変わるのです。
香水をつけるときの注意点
香水をつける際は、いくつか注意しておきたいことがあります。香水をつける際の注意点をまとめます。
香水をつけてはいけない場所はあるの?
香水をつけてはいけない部位はありませんが、避けたほうがよいといわれている部位はあるのです。汗をかきやすい部位は香水をつけるのに適していません。なぜなら、汗に香水の香りが混ざってしまい変な香りになるからです。脇や足の裏はとくに避けましょう。香水にはアルコールが含まれているため、髪につけると傷む恐れがあります。髪も避けてください。
香水の適量はどれくらい?
香水のタイプで持続期間は変わります。できるだけ長く持続させたい場合、たくさん使えばよいと思う人もいますが、たくさんつけても持続時間が長くなるものではありません。つけすぎると香りが強く出てしまうので、香害やスメルハラスメントの原因になってしまう可能性もあります。
香りの弱いオーデコロンは、2~3プッシュ、そのほかの香水は1プッシュで2か所から3か所つけるのがおすすめです。同じ香水を長く愛用していると香水の香りに慣れてしまい、自分では香りが分からなくなってしまうことがあります。物足りないかなと思うくらいをつけるのがちょうどよいと思っておきましょう。
消臭効果はある?
香水は、香りを消す効果はありません。体臭を気にして香水を使う方もいますが、身体のニオイに混ざってしまい香水の香りが嫌な香りに変化することもあるので、気を付ける必要があるでしょう。ニオイを消したい場合は、体臭ケアのスプレーを使いましょう。また、香水は清潔な身体に使うことをおすすめします。
洋服につけてもよい?
香水を洋服につけることで、香りを楽しむこともできるのですが、シミになってしまうことがあるので事前に目立たない場所で試す必要があります。また、ハンカチやストールなどにつけて香りを楽しむ方法もあるでしょう。
まとめ
香水は、時間の経過とともに香りが変化します。トップ、ミドル、ラストと次第に香りが変わっていくので、香りの変化に関しても確認しておく必要があります。つけたての香りは長時間持続しません。つけてみてよい香りと思っても、時間が経つと香りが違うと感じてしまう場合があるため、テスターで試す際は注意しましょう。香りの変化も楽しめる香水を見つけてください。