香水は正しく保管しないと劣化する!おすすめの保管・収納方法をご紹介
香水が好きでたくさん集めているという方もいるのではないでしょうか。香水をコレクションしている場合、注意したいのが保管方法です。香水は開封したら少しずつ劣化が進みます。そのため、正しく保管して長く使えるようにしたいですね。この記事では、香水の保管方法や収納方法についてまとめます。
香水は劣化する
香水は、香料とエタノールが主成分となっています。未開封の場合は3年ほど、開封後は1年ほどで使い切ることが推奨されていますが、商品によって劣化のスピードは異なるうえ、開封してどのように保管していたかで香りに変化が出てしまう、品質が変わってしまうということもあるのです。香水をできるだけ劣化させないようにすることで、よい香りを長く楽しめます。
香水の保管に適した場所とは
香水はどのように保管すればよいのでしょうか。香水の保管に適した場所を知る前に、香水の劣化を早める原因も知っておきましょう。
香水の劣化が早まる原因
香水の劣化が早まる原因として、急な温度変化や直射日光が挙げられます。1日の中で室温が大きく変化する場所は、香りや品質の変化が起こる可能性があるので注意しなければいけません。直射日光も、紫外線の影響で香りに変化が出てしまう可能性があります。
香水の劣化を防ぐために
香水は急な温度変化を嫌うため、まずは冷暗所に保管するということがおすすめです。そして、酸素に触れてしまうことがないように、蓋をきっちり締めましょう。部屋に並べる場合、蛍光灯の光が当たる場所に並べているなら、蛍光灯の光が当たらない場所に移動させてください。蛍光灯の光にも紫外線が含まれるので、香水の香りを変化させてしまう可能性があります。やや暗めの温度が一定な場所に収納すれば、香水は長持ちします。
できれば冷蔵庫が最適
近年は夏がとても暑いので、室内の温度を一定に保つということが難しい場合もあるでしょう。日中は部屋を閉め切って外出するので、室内の温度は高くなってしまいます。そして帰宅して冷房を入れるとなると、やはり室温が大幅に変化してしまうのです。
そこでおすすめしたいのが、冷蔵庫での香水の保管です。低温で光を遮断できるという観点から、冷蔵庫は香水を入れるのに最適となります。しかし「香水と食品を一緒に入れるのはちょっと…」という方もいるかもしれません。そのような方は、別途小さな冷蔵庫を用意して香水を入れるのもおすすめです。冷蔵庫で保管する場合は、食品と間違えることがないように工夫も必要でしょう。
ワインセラーがおすすめ
香水を保管するなら、ワインセラーもおすすめです。冷蔵庫のように思われるかもしれませんが、冷蔵庫ほど冷えておらず、乾燥も防げるのがワインセラーです。香水を入れれば、冷蔵庫よりもさらによい状態で保管できます。
香水のおすすめ保管・収納方法
香水を収納するおすすめの場所をまとめます。
洗面台やドレッサーの裏の収納スペースを活用
洗面台やドレッサーは、収納スペースがいくつか設けられているようです。仕切りもされているので、香水を収納するのに最適です。香水用のスペースを決めて収納してみてください。収納棚は扉が閉まるうえ、蛍光灯の光も直接当たらず安心です。ただし、お風呂場の脱衣所に洗面台やドレッサーがある場合は、お風呂の熱気だけは注意しましょう。
香水に賞味期限ってあるの?
香水は、未開封で3年ほどもつといわれていますが、賞味期限があるのか気になる点です。実は、香水は化粧品に分類されるので、薬事法に基づいて3年以上の賞味期限となっています。このようなことから3年という賞味期限が伝えられているのです。しかし、これは未開封での場合なので、開封すれば使用期限も変わってきます。
香水は腐ることはないうえ、食品のようにカビが生えてしまうこともないので、開封後どれくらい使えるのかが判断しにくいものです。使い始めたら1年以内に使い切るのが安心ですが、1年を超えて使う場合は、香りを確認してみましょう。香りが違っていると感じる場合は、使用しないようにしてください。
開封して5年くらい使っているという人もいることから、必ず1年で使い切らなければ使えなくなるということはありません。ただし、10年も経過すれば、香水のボトルの劣化によって中身が出せなくなるということもあるようです。そのように考えると、できるだけ早く使い切るのがよいでしょう。
まとめ
香水の正しい保管方法についてお伝えしました。香水は、開封後少しずつ劣化してしまいます。劣化を防ぐためにも、できるだけ暗くて涼しい場所に保管するようにしてください。とくに真夏は、香水の保管方法に注意したい季節です。冷蔵庫に入れることは難しくても、室温の変化が少ない場所に保管するようにしましょう。室内の棚に並べるようにコレクションしている方は、置き場所を見直してください。