敏感肌の人は香水NG?敏感肌でも香水を楽しむための対処法とは
香水をつけることに不安を感じてしまう敏感肌。そんな敏感肌の人は、香水による肌荒れの原因を知り、対処法を見つけてみましょう。たとえ肌が弱くても、香水のある生活を楽しめます。この記事ではパッチテストのやり方や、香水による肌荒れの原因と対処法を解説します。敏感肌でも香水を楽しむ方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
まずはパッチテストをしてみよう!
敏感肌の人が初めての香水を使う時や、肌が敏感になっている時はパッチテストをしてみましょう。
パッチテストのやり方はとても簡単です。つけたい香水を腕の内側にコイン大に塗り、自然乾燥させます。服につかないように気をつけてください。乾燥したらそのまま洗い流さず、様子を見ます。その後、肌がかゆくなったり、赤くなったりしていないか確認します。パッチテストの途中で肌に異常が現れた場合は、石けんを使い大量の水でしっかり洗い流してくださいね。
パッチテストをして異常がなければ、その香水を使っても大丈夫です。体質や体調の変化で結果が変わることがあるので、敏感肌の人は毎回パッチテストをするようにしましょう。
敏感肌の人は要注意?香水による肌荒れの原因とは
香水による肌荒れには、いくつかの原因が考えられます。ひとつひとつ見ていきましょう。
アルコール成分
香水の成分としてアルコールが含まれています。アルコールを揮発させることで香水はよい香りを発するのです。しかしアルコールは揮発する時、肌の水分を一緒に奪ってしまいます。敏感肌や肌の弱い人には、乾燥した肌が肌荒れの原因となってしまうでしょう。
ちなみにアルコール含有率は香水の種類によって異なり、アルコール濃度が高くなるほど肌の水分を奪ってしまいます。香りの持続時間が短いオーデコロンには、90%以上アルコールが配合されていることもあるので注意が必要です。
対策としては、香水を肌に直接つけない、肌をしっかり保湿する、ノンアルコールの香水を選ぶ、香りをしみこませたハンカチをポケットに入れるなどがあげられます。
アレルギーになる香料
特定の香料も、肌荒れの原因のひとつです。香水は天然、合成にかかわらず、さまざまな化学成分を含んでいます。特定の成分により身体がアレルギー反応を起こすと、湿疹やかゆみを引き起こしてしまうのです。ひどくなるとめまいや吐き気を感じたり、頭痛や耳鳴りがしたりすることもあります。
多くの成分を含む香水から、自分のアレルギーとなる香料を突き止めるのはなかなかむずかしいことです。肌荒れしないためには、シンプルな成分が配合された香水を使用したり、自分の肌に合う香水をつけたりすることで対策ができます。
紫外線
太陽の光に当たったとたん肌のかゆみや赤味が出る人は、紫外線が肌荒れの原因である可能性が高いです。レモンやベルガモットなど一部の柑橘系の香料には光毒性があり、紫外線と反応することで肌荒れを引き起こします。シミの原因になることもあるので、柑橘系の香水をつける時には注意が必要です。直接日光が当たる場所には香水をつけないようにすれば、光毒性の被害を防げます。
自分の汗
香水をつけた時は何もなくても、汗をかいた後に肌荒れが起こることもあります。香水に含まれているアルコールが汗の塩分と結びつき、肌荒れを引き起こしてしまうのが原因です。とくに夏場や、汗をかきやすい仕事に就く人は注意しましょう。汗をこまめに拭きとったり、汗をかきがちな部分には香水をつけたりしないようにしてください。肌を清潔に保っておくのも重要です。
敏感肌の人でも香りを楽しむことはできる?
敏感肌や肌が弱い人でも、いくつかのポイントに気をつければ香りを楽しむことは可能です。順番に解説しますね。
肌に直接つけない
香水は肌に直接つけるものと思われがちですが、肌以外の場所につけても香りを楽しめます。もっとも簡単なのが、香水をしみこませたコットンをポケットやバッグに入れておく方法です。軽くて使い捨てができるので、気軽に試せるでしょう。肌に触れないように下着や洋服に固定すれば、まわりの人にも香りを届けられます。
同じようにハンカチに香りをつける方法もありますが、香水の種類によってはシミになってしまうので気をつけてください。注意する点は香水の量です。多くても2プッシュ程度にしましょう。強すぎる香りは自分も人も不快にしてしまいます。香りの強いパルファムなら約6時間、香りの弱いオーデコロンなら1~2時間ごとに香りを付け足すことで、長時間よい香りを身にまとえるでしょう。
ノンアルコールの香水を選ぶ
現在では有名な香水ブランドでもノンアルコールの香水が多く販売されています。気になる香水の成分を確認したり、スタッフに聞いてみたりしましょう。アルコール成分での肌荒れを防げます。また練り香水もアルコールを含まないものが多いのでおすすめです。
香水をつける部分に気をつける
香水をつける時は太陽に直接当たる部分や、汗や皮脂をかきやすい部分を避けましょう。光毒性や汗による肌荒れを防げます。
肌のケアをする
敏感肌の人にとって、肌の乾燥は一番の大敵です。乾燥した肌は、赤味やかゆみなどさらに肌トラブルを引き起こしてしまいます。日ごろから保湿をし、肌を清潔に保つようにしましょう。どうしても肌にスプレーをしたい場合は、保湿クリームの上から使用するのがおすすめです。
自分にあった香水を選ぶ
香水にはノンアルコールの物や天然素材のもの、配合がシンプルなものもあります。自分の肌にあった香水であれば、安心して使えるでしょう。まずはパッチテストをして、肌に異常がないか確認してくださいね。
まとめ
香水で肌が荒れてしまう原因には、アルコールや特定の成分、汗や紫外線がありますが、きちんと対策をすることで肌荒れを防げます。敏感肌の人でも香水を肌に直接つけないようにしたり、自分にあった香水を選んだりすれば、香りを楽しむことはできるので安心してくださいね。肌のケアや、つける部分にも注意が必要です。自分に合った方法を選んで、好きな香りの香水を楽しみましょう!心が前向きになり、日々が楽しく感じられますよ。