香水は大きくわけて4種類ある!ひとつひとつの特徴を解説!

公開日:2022/11/01   最終更新日:2022/11/18


香水と一口にいっても香りの強さや持続力により、パルファム、オーデパルファム、オードトワレ、オーデコロンの4種類に分類されます。本記事では、それぞれの種類の特徴とともに基本的な付け方を解説します。香水選びに悩んでいる方や初めて使おうとしている方は、ぜひご一読ください。

パルファム

パルファムは、フランス語で香りを意味する言葉です。香りは濃密で深みがあり、ほんの少量でも豊かな香りを感じられます。

日本では取り扱いの少ないパルファム

パルファムの香料の濃度は15%~30%と香水の中ではもっとも濃いタイプで、香りは5~7時間持続します。濃度が高いことから効果な商品が多いようです。そもそも日本では取り扱いが少ないこともあり、入手性はあまりよくありません。

パルファムの付け方

パルファムは香りが強いため、一滴で充分な香りが漂います。耳の後ろやうなじ、手首に付けて香りが強すぎると感じる場合は、腰回りや膝の裏、足首などの体の下部に香水を付ける場所を変えていきましょう。

オーデパルファム

オーデパルファムは、フランス語で“香りの水”を意味する言葉です。フランス語表記がEau de parfumであることから、各単語の頭文字を取ってEDPとも呼ばれています。

香りの強さと持続力に優れるオーデパルファム

オーデパルファムは、香りの水という名称からも分かるように、香りそのものを意味するパルファムより濃度が低くなっています。香料の濃度は10~15%ですが、香りの持続時間はパルファムと同様に5~7時間程度です。長時間香りが続く香水を好む場合は、パルファムより入手性がよく価格も抑えられているオーデパルファムを選ぶとよいでしょう。パーティーなどのフォーマルなシーンに向いています。

オーデパルファムの付け方

オーデパルファムも、付ける場所としてはパルファムと同様です。耳の後ろやうなじ、手首、腰回り、膝の裏、足首などに付けて香りを調節しましょう。スプレータイプのものを耳の後ろに付ける場合は、手首に付けて軽く広げてから持っていきましょう。擦りつけるのではなく、軽くなでるようにして馴染ませてください。オーデパルファムを付ける量は、1か所に1プッシュで2~3か所が目安です。なお、香りが強めなので職場などで使用する際は、付ける場所や量に配慮したほうがよいでしょう。

オードトワレ

オードトワレは、フランス語で“化粧の水”を意味する言葉です。化粧水としては使用できないので注意してください。フランス語表記がEau de toiletteであることから、各単語の頭文字を取ってEDTとも呼ばれています。

気軽に使用できるオードトワレ

オードトワレは、オーデパルファムよりさらに濃度が低く、ほどよい程度の香りとなっています。香料の濃度は5~10%、香りは3~4時間持続するのです。パルファムやオーデパルファムと比較すると香りの持続時間は短いものの、ほどよい香りのため気軽に使用できるでしょう。事務室での仕事やレストランでの食事といった強い香りが適切ではないシーンにおいてもおすすめです。

オードトワレの付け方

オードトワレの香りをより楽しみたい場合は、うなじや手首、腕の内側などに合計で2~4プッシュが目安です。ふわっと香る程度で楽しみたい場合は、腰回りや膝の裏などに合計で2~4プッシュが目安です。どちらも1か所に1プッシュとしましょう。

オーデコロン

オーデコロンは、フランス語で“ケルンの水”を意味する言葉です。ケルンとは、18世紀初頭にオーデコロンが開発されたドイツの都市ケルンのことであり、現在でもその名を残しています。フランス語表記がEau de cologneであることから、各単語の頭文字を取ってEDCとも呼ばれています。

ほのかな香りで調整しやすいオーデコロン

オーデコロンは4種類の香水の中でもっとも濃度が低く、香料の濃度は1~5%しかありません。濃度が低いため香りも1~2時間しか持続しませんが、その分扱いやすいというメリットがあります。オーデコロンは香水を使い慣れていない初心者の方や、強い香りが苦手な方におすすめの種類です。お風呂あがりにリラックスするために使用するのもよいでしょう。

オーデコロンの付け方

オーデコロンを付けるときは、手首や腰回り、膝の裏などに合計で2~4プッシュ程度を目安にしましょう。肌から少し離して面で付けることを意識してください。全身に付けることも可能ですが、香水に含まれるアルコールの成分は髪の毛を傷めることがあります。髪に付けたい場合は、ヘアコロンなどの専用のものを使用しましょう。オーデコロンには濃度が低いという特徴があるため、肌に付ける以外にもマスクやハンカチに付けて香りを楽しむ方法もあります。ただし、ハンカチなどの素材によってはシミになることがあるので注意してください。

まとめ

4つに分類される香水の種類についての解説でした。本記事を参考にして、香水の種類に応じた付け方で香りを楽しんでください。なお、香水は付けてからの時間経過とともにトップノート・ミドルノート・ラストノートと香りが変化するため、実際に使用してみないと感じられない香りがあります。少量で香水を販売する量り売りのサービスもあるので、複数の香水を試してみたい方は活用してはいかがでしょうか。

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